2019年06月17日

『方形の円』 ギョルゲ・ササルマン




東京創元社さんから頂いたので紹介します。
6月20日発売だそうです。
内容はこちらでどうぞ。http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488016722

オビの文に惹かれました。
カルヴィーノ『見えない都市』は好きな小説なので、読むのがちょっと楽しみです。

posted by 沢村浩輔 at 01:00| お知らせ

2019年05月30日

新刊の告知です。

新刊の発売日が決まりました!

 タイトル:『時喰監獄』(じくうかんごく)

 出版社:KADOKAWA
 定価: 1,728円(本体1,600円+税)

 発売日: 2019年07月31日
 判型: 四六判
 商品形態: 単行本
 ページ数: 320
 ISBN: 9784041069998

――以下、KADOKAWAさんのサイト(https://www.kadokawa.co.jp/product/321802000412/)から、PR文を転載します。

 思惑と〈時間〉の絡み合う、驚愕必至のプリズン・ミステリー!

 第六十二番監獄。収監されれば二度と出られないというこの監獄には、奇妙な囚人が集う。何度も脱獄を試みる不死身の男、帝都の探偵だという美青年、そして突然現れた記憶喪失の男……監獄に隠された驚愕の真実とは?


という感じの物語です。
発売日が近づいたら、このブログ上で「刊行前祝い企画」みたいなものをやろうか、などと考えております。
どうぞ、お楽しみに!

posted by 沢村浩輔 at 22:25| お知らせ

まだ蜃気楼を見たことがない。

先日、久しぶりに江戸川乱歩の『押絵と旅する男』を読み返しました。
冒頭の、主人公が蜃気楼について語る場面が好きで、読むといつも、昔、富山に旅行したときのことを思い出します。
富山に行ったのは蜃気楼シーズンの春だったので、内心期待したのですが、残念ながら見ることはできませんでした。
実は見えなかったのも当然で、蜃気楼のスポットは魚津なのに、私は何を勘違いしたのか氷見海岸に立って海を眺め、「見えないなあ。曇りだからかな?」などと首をかしげていました。
蜃気楼は対岸の景色が拡大したり反転して海上に浮かび上がる現象です。氷見海岸の彼方に対岸はありません。いくら眺めても蜃気楼が現れるはずがなかったのです。
まだ間違いに気づいていなかった私は、カメラを海に向けて何度もシャッターを押しました。後で写真を見返すと蜃気楼が写っていたら面白いのに、などと考えながら。
(もちろん、そんな不思議なことは起こりませんでした。生まれてから今まで、一度も不思議な体験をしたことはないんです)
聞いた話では、まれに、蜃気楼の中に人の姿が見えることがあるとか。
それはぜひ見てみたいな、と想像が膨らみます。
蜃気楼の中に、私の知っている人がいたら、不思議だろうなあ。
でも、その人がずっと前に亡くなった人だったら、ちょっと怖いだろうなあ。
もしも、蜃気楼の中の死んだはずの知人が、ふと視線を感じたように、こちらを振り向いたら?
そして目が合った瞬間、手を上げて、おいでおいでをしたら……。
その夜は部屋の明かりを点けたまま眠るかもしれない。
いつか蜃気楼を見てみたい。今度はちゃんと魚津に行って。

posted by 沢村浩輔 at 12:30| 備忘録とかメモ