2023年01月31日

東京創元社さんからいただきました




ありがとうございます。
おお、まだ読んでいなかった〈新作〉を手に入れたぞ。
楽しみに拝読させていただきます。

posted by 沢村浩輔 at 23:56| お知らせ

2023年01月24日

遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします


すごいな、21世紀になってもう22年が過ぎたのか。

長年先送りにしてきたことに、ケリをつける決心をしました。
ずっと積ん読状態だったカーター・ディクスンの『ユダの窓』を読みます。本を購入したのはたしか二十代の初めでした。
カーは好きな作家なのに、今まで読まなかった理由は言うまでもなく、トリックを知っているからです。
昔(昭和の頃)は今よりもネタばらしに対する意識が大らかで、トリックが堂々と明かされている文章を不意打ちで読んでしまう悲劇が時々起こりました。
専門的な評論なら分かりますが、少年少女向け雑誌のミステリガイドで、ですよ。
当時の私が呪いの呪文を知っていたら、絶対に心の中で唱えたでしょう。知らなくて命拾いしましたね、執筆者ならびに編集者の諸氏。
そういえば同様の経緯で知ってしまったトリックに、浴場(いや、湯気がもうもうと立ち込めるサウナだったかも)の中で胸を刺されて死んだのに、なぜか凶器が見当たらず、いったい凶器はどこに消えたのでしょう、というものがあり、その愉快なアイディアを今でも覚えています。
作者も作品名も知らないのですが(たぶん短編でしょう)、機会があれば味わって読んでみたいものです。
話がそれました。
『ユダの窓』も、これまで年に一度くらいは、書棚から引き抜いて表紙を眺め、くるりと返して裏表紙のあらすじを読み、凝った目次を眺め、巻末の解説を拾い読みして、いやあ面白そうだなあ、とため息をついていました。
いよいよ読むときが来たわけです。
それでは皆様も、楽しき読書を。

posted by 沢村浩輔 at 00:02| その他